どうも、趣味レーターのAKITΩ(あきと)です!
今回は無料で使えるAI画像生成ツール『PixAI.Art』についてご紹介します!
サブスクやソシャゲが流行っている現代に無料と書くと「どうせ、課金要素があるんでしょ!」、「無料だから低クオリティーなんでしょ!」と考えると思います。
ですが、完全無料で利用可能でクオリティーも高いです!
私が使用してみてビックリしたので、今回ご紹介させていただくことにしました(笑)
ちなみに無料でこういう画像がつくれます!!!
PixAI.Artのイラスト
PixAI.ArtのAIフォト
それでは『PixAI.Art』について詳しくご紹介します!
PixAI.Artとは?
『PixAI.Art』についてです!
『PixAI.Art』ですが、Googleなどのインターネットブラウザかアプリで利用できるサービスです。
アプリはレビューを見て使えない機能がありそうだったので、今回はブラウザ版でご紹介します!
スマホでもブラウザ上で問題なく利用できるのでご安心ください。
PixAI.Artのクレジットとは?
『PixAI.Art』では、画像を生成するのにクレジットというサービス内の通貨を使用します。
もちろん、レジで支払いに使うクレジットとは別のものなのでご安心ください(笑)
基本的には、サービスにログインすると毎朝9時以降に1万クレジット獲得できるので、それがクレジット獲得手段になります。
「○○」したらクレジット付与みたいなキャンペーンもあるので、クレジットを増やしたいときは公式discordを確認するといいですね!
イラスト生成に必要なクレジット数は設定によって変わります。
参考までに後ほど私のオススメ設定をご紹介していますが、その設定だと『1枚生成:1000クレジット』、『4枚同時生成2000クレジット』くらいになります。
最近のサービスに多い『お金でサービス通貨を増やす!』ような課金機能がないので、ソシャゲガチャあるあるの追い課金はできないので注意が必要です(笑)
PixAI.Artの商用利用や規約について
『PixAI.Art』では、生成した画像の所有権や著作権を主張することはなく、作成されたすべてのコンテンツは自由に使用可能です。
『マーケットからのモデル、LoRA』を利用時は注意が必要です。
生成画像の商用利用自体は問題がないので、画像が他の著作物に類似していないかだけ気をつけましょう。
PixAIは18歳未満は利用できない規約のため未成年の方はご注意ください。
PixAI.Artの規約
PixAI.Artの使い方
それでは、『PixAI.Art』の使い方をご紹介です!
この項目では『登録方法』、『簡単な画像生成の流れ』、『詳しい各種設定の説明』、『オススメの設定値まとめ』の順にご紹介します!!!
PixAI.Art登録方法
それでは、『PixAI.Art』の登録方法についてです!
今回はブラウザ版のご紹介のため『PixAI.Art』のページを開きます。
PixAI.Artのリンク
リンク先の画面右上にあるユーザー登録を押します。
会員登録の画面がでるので登録しやすい内容で登録します。
~登録方法~
- Googleアカウント
- ディスコードアカウント
- Twitterアカウント
- Eメールアドレス
登録して『PixAI.Art』にログインすれば画像生成できるようになります。
PixAI.Artの画像生成の流れ
それでは、『PixAI.Art』の画像生成の流れについてです!
画像生成にクレジットが必要になるため、獲得方法からご説明します。
画面右上の自身のアイコンを押す→でてきたプロフィールを押す。
プロフィール画面内のクレジットを押します。
『クレジットを獲得』を押すと日替わりクレジットを獲得できます。
それでは、『PixAI.Art』の画像生成の流れをご紹介します!
画面右上のプラスマークを押します。
画像生成画面になるので、パソコンは画面右側、スマホは画面スクロールして設定できます。
最低限イラストを生成するなら『イラストのプロンプト』の欄に生成したいイラストのプロンプトを入力します。
パソコンの場合はプロンプト欄の右側、スマホの場合は画面下部の『生成しましょう!』を押すと画像が生成されます。
『生成しましょう!』の近くに消費予定のクレジットがでるので、画像生成に使用されるクレジットはそこで確認可能です。
以上が画像生成の流れになります!
PixAI.Artの各種設定
『PixAI.Art』の各種設定について解説します。
~イラストのプロンプト~
プロンプトとは、AIに「こういうイラストを描いてほしい」と指示をだすことになります。
日本語でもある程度反応してくれますが、基本的には英語のほうが反映されやすいです。
入れると画像のクオリティーがあがるテンプレみたなプロンプトがあるので、AI画像生成初心者の方は下のプロンプトを冒頭に入れておくのをオススメします!
masterpiece, best quality, ultra-detailed,
~高優先度~
チェックをつけると画像生成速度が上がります。
時間帯や設定でかなり時間の幅がありますが、チェックありは数分、チェックなしは長いと30分前後時間がかかる印象です。
生成速度は速くなりますが、チェックありだと使用するクレジットが約2倍くらいになるので注意が必要になります。
画像の品質は変わらずにクレジット消費が増えるので、時間はかかりますが基本的にはオフにして生成するのをオススメします。
~メモ~
現在の設定を保存して別の画像生成時に利用することができます。
~参考画像~
参考画像をもとにしてAIが画像を生成できる機能です。
保存している画像ファイルをアップロードするか、自分で参考になる画像を書くかになります。
画像ファイルをアップロード時は『Strength』という項目がでます。
『Strength』は、元画像からどれくらい変化させたいか調整できる数値で、数値が高くなるほど元画像から変化します。
個人的な目安ではありますが、『0.3〜0.7』くらいで調整するといい感じの変化になることが多いです。
~モデル~
イラストの絵柄を選べるような機能でモデルによってクレジットも変わります。
どれも人気のモデルですが、イラストなら『AnythingV5』、AIフォトなら『PixAI Asian Real V3.0』がオススメです。
絵は好みがあるので全モデルの参照画像を用意しました。
比較されたい方はそちらを参考にしてみてください!
~マーケットからのモデル、LoRA~
デフォルトのモデル以外のものやLoRAをダウンロードして利用できます。
LoRAは、特定のキャラや絵柄をでやすくするパッチみたいなものです。
マーケットからよさそうなものを選んで『モデルやLoRAを使用する』を選ぶと利用可能になります。
~縦横比~
生成画像のサイズが変えれます。
正方形だと消費クレジットが少ないので、プロンプトのテストしたい時などは正方形を選択するのがいいと思います。
~画像枚数~
画像生成枚数を1枚か4枚か選択できます。
~HiRes~
生成画像のサイズを拡大することができる機能です。
消費クレジットが増えるので、基本的には利用しないで、いい画像ができたときにSEED固定や画像アップロードして利用するのがオススメになります。
オススメ設定
- 解像度:2.0
- ノイズ除去の強度(Denoising Strength):0.3
- ノイズ除去のステップ(Denoising Steps):50
~ControlNet~
『ControlNet』は、アップロードした画像のポーズや輪郭線を参考にして、その情報をもとに画像を生成する機能です。
『ポーズコントロールを追加』を押すと『ControlNet』の種類を選べます。
『PixAI.Art』ではないですが、『ControlNet』を詳しくご紹介した記事があるのでそちらを参考にしてみてください!
~構図~
生成画像の構図を決めれる機能になります。
生成画面の?マークを押すと、公式の画像つき説明があるのでそれを見てもらうとわかりやすいです!
~ネガティブ~
ネガティブとは、プロンプトと逆の「こういうのは書かないで」とAIに指示することです。
モデルを選ぶと自動で入力されるので通常は入力不要になります。
画像を生成した際に、不要なものがでやすい時にネガティブに追加しましょう。
~Sampling Steps~
イラストを生成する際にAIが作業する回数で、高いほうがいいイラストができる数値だと考えてもらうとわかりやすいと思います。
高くすると消費クレジットが増えるので、基本は20〜30くらいで調整して生成する。
いい画像ができたらSEEDを固定したり、参照画像に設定して最大の50にするのがオススメになります!
~Sampling Method~
モデルのように画風などに影響する機能です。
選べるものは色々ありますが、『DPM++ 2M Karras』が一般的かと思います。
AI画像が投稿できるサイトだとサンプラーが書いてあるのも多いので、よさそうな画像があった時にそのサンプラーを試してみてください。
~CFG Scale~
イラストを生成する際にAIがどれくらい呪文を参考にするかを決める数値です。
こちらは高くすると画像の質が悪くなるので、高くしすぎないほうがいい数値になります。
最初は7にして、呪文が反映されづらい場合は最大13くらいまでで調整してみましょう!
~Seed~
『Seed』は、どういうイラスト作るか決める数値です。
『Seed』やそれ以外の設定やプロンプトが同じなら、同じイラストが生成できます。
HiResを利用したい時や、プロンプトとネガティブを1~2個追加なら似た画像になりやすいので、そういった際に利用する機能です。
Seedの確認方法はこちら
『Seed』の確認方法をご紹介します!
画面右上のプロフィールアイコンをタップして生成履歴を押します。
生成した画像の一覧がでるので、『Seed』を確認したいイラストを選択します。
『詳細パラメータを表示』を押します。
『Seed』欄に書いてある数字が、そのイラストの『Seed』になります。
以上が各種設定についてです!
オススメの設定値まとめ
『PixAI.Art』で通常の画像生成する時にオススメの設定をご紹介します!
- プロンプト:masterpiece, best quality, ultra-detailed,
- 高優先度:オフ
- モデル:イラスト『AnythingV5』/AIフォト『PixAI Asian Real V3.0』
- Sampling Steps:20〜30
- Sampling Method:DPM++ 2M Karras
- CFG Scale:7
その他の設定についての説明は『PixAI.Artの各種設定』の項目を確認ください!
PixAI.Artで作れるイラストについて
『PixAI.Art』では、AI画像生成で主流の『Stable Diffusion』という画像生成システムを利用しています。
『Stable Diffusion』は、ゲーミングパソコンくらいのスペックがないと使えないツールです。
モデルがたくさんあるので、各モデルでどういう画像が生成されるか参考用の画像をご用意しました。
PixAI Art参考画像
AIイラスト
AIフォト
わたしのオススメモデルは『オススメの設定値まとめ』をご確認ください!
Stable DiffusionとPixAI.Artの違い
わたしは『Stable Diffusion』の『WebUI』というツールを利用しています。
せっかくなので『WebUI』と『PixAI Art』の簡単な比較をしました!
この後の説明のために専門用語の簡単な説明をします。
〜AI用語〜
- 呪文
- AIにこういうイラストを書いてほしいと指示をだすこと。
- モデル
- イラストの絵柄を変える機能。
- SEED
- どういうイラスト作るか決める数値。SEEDやそれ以外の設定が同じなら、同じイラストが生成できる。
- vae
- イラストの色味を調整する機能。
比較用に『PixAI.Art』と『WebUI』でイラストを生成しました。
比較用画像
『雨の呪文』という記事でご紹介した呪文を利用して作ったイラストです。
同じ設定とSEEDを利用していますが、ほとんど同じイラストが生成されています。
むしろ『PixAI.Art』のほうが色味がキレイですね(笑)
これは『WebUI』で『vae』をオフにしていたからになります。
WebUIのvae使用例
『WebUI推奨のvaeで作成したイラスト』と『モデル推奨のvaeで作成したイラスト』の2枚を用意しました。
生成したイラストから『PixAI.Art』では『モデル推奨のvae』を自動適用してくれているようです。
PixAI.ArtとWebUI比較用
『vae』やネガティブなどモデルにあったものを自動で選んでくれるようなので、無料とは思えないクオリティーで主流のイラストツールを利用できます!!!
以上が『PixAI.Art』のイラストについてです!
PixAI.Artのプロンプトとは?
呪文(プロンプト)とは?
AI画面生成では「こういうイラストを描いてほしい」と指示をだすことを呪文(プロンプト)と言います。
呪文は英語入力が必要ですが文章でなくて英単語で大丈夫なので、私みたいに英語が苦手な人でも翻訳ツールを使えば大丈夫!
スマホの場合はGoogle翻訳アプリ、パソコンの場合は「DeepL翻訳」がオススメです。
「DeepL翻訳」の場合は単語を選択してる状態で「Ctrl(コントロール)」の後Cを2回押すと翻訳してくれます。
入力方法は英語+最後に,(カンマ) で入力します。
例えば、一人の女性だったら『1girl, 』と入力。
学制服姿の一人の女性なら『school uniform, 1girl, 』と入力します。
カンマやよく使う単語は打ちやすい文字で単語登録しておくのもいいですね!
呪文関連のコピペ用記事も多数投稿しているので、調べたり翻訳がめんどうなら参考にしてみてください!!!
呪文記事
おわりに
今回は、PixAI.Artの使い方と商用利用と呪文(プロンプト)などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
様々なAIツールを使ってますが、無料とは思えないクオリティー、というか主流のAI画像生成ツールと同じイラストができてビックリしました(笑)
規約を見ると有償についての記載があったので、そのうち課金要素でそうだなと思います。
無料のうちに最先端技術を利用しまくって、Stable Diffusion用のパソコン買うとか他のAIツール利用するとか考えるのがよさそうですね(笑)
オススメのAI画像生成ツールを紹介した記事もあるので、よければ参考にしてみてください!!!
本記事は以上になります。
長文を読んでお疲れだと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
また次の記事でお会いしましょう!!!
明日は何を書こうかな?
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